TOP > ナイチンゲールの沈黙
 ← その数学が戦略を決める | TOP | 次世代?太陽電池の開発

ナイチンゲールの沈黙 

2008年01月08日 ()
読んだ本。 * 本・雑誌
ナイチンゲールの沈黙 海堂尊

『チーム・バチスタの栄光』に続く、「メディカル・エンターテイメント」の第2弾。

そう。今回は、ミステリー仕立てではなく、メディカルエンターテイメント。
”愚痴外来”と呼ばれる不定愁訴外来の医者、田口は、眼球摘出手術を受けることになった子供たちのメンタルサポートを引き受けることになる。そこに絡んでくる、吐血して入院した伝説の歌姫と、少年たちを支える病院の歌姫。そして、患者の父親が殺害される事件が起きて、、

前作がかなり面白かったので、今作も期待して読んだのだけれど・・・・・
あえて厳しいことを言わせてもらえば、この作者にしては凡作

ナイチンゲールの沈黙

いや、たしかに水準以上の作品だし、それなりに面白いのだけれど。
相変わらず登場人物のキャラクターが立っていて、がんがんトンネルの魔人「島田」とか、子供たちと白鳥の掛け合いとか、とても面白い。
でも。。。

仕掛けが、オカルトサイエンスすぎる。
ファンタジーといっても良いけれど。

もちろん、私はSFを読むし、宮部みゆきの『レベル7(セブン)』『魔術はささやく』>『龍は眠る』あたりの超能力や、ちょっと現実離れした科学が絡んだ作品はとても好きな部類。
でも、前作の医療ミステリがとてもすばらしかっただけに、海堂尊には、夢想の超能力をキーにした物語を期待していなかった。
『チーム・バチスタ〜』のインパクトがなければ、この作品単独ならそれなりに評価できたと思う。

でも、残念ながら私が海堂尊に求めていたのは、そういうものじゃない。もっと、医療現場の空気とか緊迫感とか、そういうものだけで勝負して欲しかった。その中で多少のファンタジーが含まれるなら、それはOKなのだけれど、登場人物の能力が超科学的なものとして扱われるのは、正直どうかと思う。

共感覚というのは面白いテーマだとは思う。でも、歌にイメージがそのまま乗るというのは、ちょっとやりすぎかと。その点で、大きなマイナス。
まあ、私の勝手な期待に基づいた、言いがかりだってのは判っているけれどね。

それ以外では、それなりに面白かったけれど、やや盛り上がりに欠けるか。

今作の裏でこっそり(白鳥の配下の)姫宮が病院に入り込んでいたようなので、その辺の話が今後書かれるのかな。
次回作に期待。

にほんブログ村 本ブログへ [RSS] [Admin] [NewEntry]

[2008.01.08(Tue) 20:28] 未分類Trackback(0) | Comments(0)
↑TOPへ


 ← その数学が戦略を決める | TOP | 次世代?太陽電池の開発

COMMENT

COMMENT POST















管理者にだけ表示

Trackback

この記事のURL:
http://saikinyonda.blog96.fc2.com/tb.php/127-e6832711
 ← その数学が戦略を決める | TOP | 次世代?太陽電池の開発

最近の記事

カテゴリー

最近のトラックバック

最近のコメント

月別アーカイブ

プロフィール

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

By FC2ブログ