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黄金の扉を開ける 賢者の海外投資術 

2008年03月18日 ()
読んだ本。 * 本・雑誌
黄金の扉を開ける 賢者の海外投資術 橘玲

個人的にいつも楽しみな橘玲。近作は、最近になく過激。

序章 さよなら、プライベートバンカー
第1章 究極の投資Vs至高の投資
第2章 誰もがジム=ロジャーズになれる日
第3章 ミセス・ワタナベの冒険
第4章 革命としてのヘッジファンド
第5章 タックスヘイヴンの神話と現実
第6章 人生設計としての海外投資
終章 億万長者になるなんて簡単だ



とくに第1章の「究極の投資」の件はすごい。

「コネも才能も運もなく、たいした貯金もないごく普通のサラリーマンがお金持ちになるにはどうすればいいんでしょう?」
私はいつも、「だったらリスクを取るしかないんじゃないですか」とこたえていたのだが、今ひとつ理解してもらえなかった。


いや、確かにその通りなんだけれど、8倍のレバレッジというのは、さすがに抵抗が。。どこまでが真剣なのか、どこまでが「ナイナイづくしでリスクすらとろうとしない人に対する喝」なのか判らないけれど。

過激な手法はともかく、投資の資産配分を考える上で、自分自身を債権と考える発想は面白い。
「投資資金がない若者は、自己投資をして給料を稼ぐのが一番効率が良い投資だ」という話は目にするけれど、自分自身を日本円建てのバーチャルな資産と考えて、最大の資産を日本円で運用しているのだから、リアルな金融資産はすべて海外投資に向けるべきだ、という発想は、目からウロコ。

黄金の扉を開ける賢者の海外投資術

確かに、そう考えれば海外に投資するのが自然に思える。

そこまで深く考えずに、資金全額を海外投資にぶち込んでいる(おい)私としては、なかなか頼もしい発想だ。

もっとも、リスクを取るばかりで、リスクマネジメントを心がけないと、あっという間に丸裸になるから、この本を読んで実践しようという人は、注意が必要。昔、3日で資金の3割を吹き飛ばした人間が言うのだから、間違いない(苦笑)。リスクマネジメントについては、次回作の『実践編』で書かれるんだろうか?

これ以降の章も、読みどころが沢山。
最近流行しているFXの話や、新興国の市場に一番乗りして講座を開いたエピソード、タックスヘイブンの話なんかも面白い。さすが、この手のネタを語らせると、著者の引き出しの豊富さと、目の付け所の鋭さ(ちょっとダークさ?)が光っている。
亡国のミス・ワタナベの話なんかは、シュールでなんとも面白い。

・・・・このところ原油はバブル。海外市場は落ちる一方だし、これからは日本経済が良くなる!と声高に叫んでいる人たちもいるので、海外への投資も少し敷居が高いかもしれないけれど、こういうときこそが面白い。
橘玲好きはもちろん、そうでなくても、これから先投資を考えるのであれば読んでおいて損は無い一冊。

・・でも、実践は慎重に。

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[2008.03.18(Tue) 01:53] 経済Trackback(0) | Comments(0)
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