2ちゃんねるはなぜ潰れないのか? ひろゆき(西村博之)
先にあげた「ウェブ人間論」、さらにはその前著の「ウェブ進化論」の対極にある本。
ざっとタイトルを挙げただけでも、
2.0 ITのウソ
3.0 明るい未来への誤解を解く
:
5.0 間違いだらけの法律
こんな感じなので、明るい未来を描いている「ウェブ〜」との対比が際立っている。3.0章なんて、そのものズバリ。
単なる悲観論ではなく、現実を冷静な目で見て独自の角度から切っていく内容は秀逸。
堀江裁判の件、セカンドライフバブルの件なんて、そうそう、とうなずいてしまう。
2ちゃんねる裁判の件では、著者が法の穴を突いていい加減なことをしているようにしか見ていなかったけれど、本書に書かれているような面もあったのか、と少し納得。

実を言うと、私は、著者個人にはあまり好意的ではないのだけれど、この本は面白かった。
何故好意的で無いのかというと、単に波長が合わないとか、そういうレベルの気がするけれど・・・ある種のやっかみが強いか? 私自身もペシミスティックなところはあるけれど、そう成りきれない自分と、かなりペシミスティックな彼を比較して、ちょっとやっかんでいる、と。
ふざけているのか真剣なのか判らない、人を食った態度が好きになれない、というのもあるけれど。
まあ、そんな個人的な感情をは置いておいて、ウェブにまつわるあれこれを冷静に眺めるには、とても良い本。
Life is Beautifulの中島氏が書いているように「ウェブ進化論の解毒剤」としても良書。