TOP > 錯覚する脳
 ← Googleの量子コンピュータ? | TOP | 環境問題はなぜウソがまかり通るのか2 武田邦彦

スポンサーサイト 

--年--月--日 (--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

にほんブログ村 本ブログへ [RSS] [Admin] [NewEntry]

[--.--.--(--) --:--] スポンサー広告 | Trackback(-) | Comment(-)
↑TOPへ


錯覚する脳 

2007年11月12日 ()
読んだ本。 * 本・雑誌
錯覚する脳 前野隆司

「心は脳が作り上げた幻想である」という視点から、われわれが世界を感じている仕組みを読み解いた本。

残念ながら、”~という視点から”読み解いただけであり、それを”~ということを証明する”本ではない。
だから、そういう証明が書かれているとを期待して読むのは間違い。

本書では意識がイリュージョンであると考えるならば脳で起こっていることはどのようにとらえられるか、について述べていくが、いくら述べても、「意識がイリュージョンであること」の証明はできない。


なんとも残念。都合よく説明できるからといって、必ずしもそれが正しいわけではないから。まあ、自分の論点が完全でないことを認識しており、それを断っているから、とても良心的なのだけれど。

錯覚する脳―「おいしい」も「痛い」も幻想だった

視覚、触覚をはじめとする5感について、それは実際には存在していない物理量をあたかも存在してるかのように感じている幻想だ、と解く。
普段意識しないのだけれど、確かに本書が述べているように、感覚というのは作り上げられたものだ。
たとえば視覚で言うと、目の前にある世界は、網膜細胞が受け取った光の波長・強さ・方向を元に、脳がマッピングして構築したものであり、目の前にある世界そのものが存在しているわけではない。
「今、視覚細胞に光が当たっている」と感じるのではなく、「50cm先にディスプレイがあって、その向こうには壁があって」というように、受け取った情報を元に世界を構築して、その中で生きている。
考えてみれば、すごいことだ。それを感じている主体が幻想かどうかはともかく、純粋にそのメカニズムはすごい。

そういう5感を遮断した場合にどうなるか、という実験で使っている、感覚遮断タンク(アイソレーションタンク)の体験がなかなか面白かった。
どうやら、ここの施設を利用したらしい。実は、私の生活圏の近く・・・
面白そうだけれど、どうしてもこの手の施設はオカルトがかってナニなのと、入会金10,000円取られて16,800円ってのがちょっと敷居が高い。
それでも、おそらく一生に何度も経験できるものではないから、試してみるのも面白いか・・・以前やった、スカイダイビングのタンデム体験よりずっと安いし。

本書で一番興味深かったのは、第3章の主観体験の話だろうか。
リベットという人の実験によると、意識的に”動かそう”とするよりも先に、該当する箇所の筋肉に指示が送られている、ということだ。つまり、われわれの”表層意識”が何かをしようと自覚して思っているよりも先に、”潜在意識”がそれを決定し、体に指示を送っている。体は潜在意識の指示ですでに動きだしているので、”表層意識”は「動かそう」と思った瞬間に体を動かせているように錯覚している。
うーん、面白い。脳は時間の感覚も操作して、都合の良い世界を作り出しているってわけだ。そのおかげで、自分の体の動きが鈍いことに(日常では)苛立たずに済んでいるのか。

・・・もちろん色々と穴がありそうな”説”なので、鵜呑みにするのは危険だけれども、視点としてはすごく面白い。
リベットの「マインドタイム」という著書があるみたいだけれど、読んでみようかな・・
スポンサーサイト

にほんブログ村 本ブログへ [RSS] [Admin] [NewEntry]

[2007.11.12(Mon) 22:39] 科学Trackback(0) | Comments(0)
↑TOPへ


 ← Googleの量子コンピュータ? | TOP | 環境問題はなぜウソがまかり通るのか2 武田邦彦

COMMENT

COMMENT POST















管理者にだけ表示

Trackback

この記事のURL:
http://saikinyonda.blog96.fc2.com/tb.php/85-d24e46d6
 ← Googleの量子コンピュータ? | TOP | 環境問題はなぜウソがまかり通るのか2 武田邦彦

最近の記事

カテゴリー

最近のトラックバック

最近のコメント

月別アーカイブ

プロフィール

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。